90年代に活躍した歌手佐藤聖子さんに対する日々の思いを書きつづった日記
トートロジー
 中古レコード店に行くと、一般のCDとは別に、高いところに誇らしげに展示されているCDがある。ブルーハーツのCDだ。価格は3千から4千円。ほかの中古CDが500円くらいで売られているのにくらべて別格。さすが時代の一点を突破したバンドだ。

 しかし、私には、むかしから納得できない歌詞がある。それは、世界のまん中という曲の「生きるということに命をかけてみたい」という歌詞だ。カンのいい人はわかっただろうか。そう、この歌詞はトートロジーなのだ。

 トートロジーとは常に正しい命題のことだ。AはAであるとか。関西の人は「目は人間のまなこなり」というギャグを知ってると思うが、あれもトートロジーだ。

 「生きるということに命をかけてみたい」について考えると、生きているのは命があると同じ意味だから、いいかえると「生きることに生きることをかける」になる。これは、生きていることが真でも偽でも常に真になる命題だ。つまりトートロジーということになる。

 それなのに、むかしからみんなは「生きるということに命をかけてみたい」って感動するいい歌詞だね、といってきた。なんで気がつかないの。感覚だけで理解して、論理が働いていない。もっと注意したい。
2005.07.01 (14:08) | 音楽 | TB(0) | CM(9) |


ガンがおでんで治るか / HOME / 三国駅
コメント
TBありがとうございます。
ブルーハーツははっと考えさせられることが、聴いていてありますよね。
そんなところが好きなせいもあるのかな。つい聴いちゃいますね。
今度は是非コメントも載せてくださいね。楽しみにしています。
2005.07.01 (17:06) / URL / h-1234 [EDIT]
コメントどうも
ブルーハーツはいい歌詞が多いのに、その歌詞だけ引っかかっていたので、みんなの意見を聞きたかったんです。はい。
2005.07.01 (17:42) / URL / れっとらか [EDIT]
生きていたい人たちが、
「生きてみなよきっといいことあるよ」
と自殺志願者を思いとどまらせるのと近い論理ですね。
コミカルな例だと
オソマツ君に出てくるお巡りさんの飛び降りそな人へのセリフ
「待て死ぬと撃つぞ…」
 
こんな場合は大抵、生を肯定する側はただの生命賛歌に終わるので、
もしここで死人が「生きたほうがいいよ…」なんて発言したら
とりあえず説得力はあるのかもしれません。
 
ブルーハーツの歌詞ですが
命=肉体と感情と思考と意識がある
としたなら、
命をかける=命+弱肉強食の生存競争の理念を持つ(「人は獣だった」から邪推)
という表現かもしれません。
 
信念や情熱を持って初めて、「生きている」としてるのかもしれません。
魂なんかがないと「死んでいる」とするのかもしれませんね。
 
(ただ単に)生きている+何か=命をかける
という意識から、一見トートロジーに見える表現になっているのならば納得できるかと思います。
 
聞き手としては、それぞれが
どういう意識、主張で歌っているのか
脳内補正するしかないですが…。
2006.08.29 (18:02) / URL / 携帯 [EDIT]
1年以上前に書いたエントリにコメントがついて感激です
やっと私が腑に落ちなかったところを理解してくれる人がいて
よかったです

生きる=命と考えるとトートロジーになってしまいますので
ご指摘のとおり 生きる<命 と考えるのがよいでしょう

われわれは生きていますが、
いつも命をかけているわけではありませんので
生きる<命という主張なのでしょうか

「人は獣だった」という歌詞についても
孤立しているようで変に思っていました
「生きるということに命をかける」ということが「獣」だったわけですね

歌の心はなんとなくそんなものかと思っていました
でも字面だけみるとやっぱり変な気がします
2006.08.29 (21:59) / URL / れっとらか [EDIT]
いえこちらこそ日本語に少し不安があったので深く理解頂いて嬉しいです。
 
歌い手の意識では、ただ命があるのと
(存在を強烈に否定されてきたけど?)命を懸けて世界の真ん中で存在を証明し(歌い?)続ける
と、やはり次元が違うのでしょうね。
 
「僕」はただ生きていくことすら困難なこの安心の場のない世界にいる。
僕らはかつて獣だった。
彼らのように懸命に生存する力が僕にもあるはずだ(獣は
人間の獣性や業ではなくて尊敬すべき生存能力の象徴かな?)、
と、彼は厳しい世界でも肯定して捉えられる強さが多分あるのでしょう。
 
彼らの世界観が分かれば、当時もう少し「僕」に入り込めれたのにな。
でも彼らの格好つけなくて格好いい感性は好きです。
それとあなたの多分生存ってことに関して鋭い感性も凄いと思います。
より意味を深く突き詰めて、濃く生きている気がします。
 
私なりに真剣にレスさせて頂きました。
わたしのレスでもし腑が落ちることあればいいんですが。
ところで通りすがりなので見当外れなこと聞いてるかもわからないですが、
れっとらかさん=聖子さんでいいんですかね。(違
2006.08.30 (04:26) / URL / da12s/携帯 [EDIT]
熱のこもった解説ありがとうございました

私は子どもが2人いる男性です
「れっとらか」というハンドルは 私のむかしのあだ名です

「佐藤聖子」さんは 私が熱狂的に支持してきた歌手です
90年代のガールポップシーンで活躍しました
現在は歌手を引退してフラメンコをやっています
このブログは 彼女の歌手としての業績を
いつまでも忘れない目的で続けています

私はいくつもの人格を使い分けるといった器用なことができませんので
いろんなことを ひとつのブログに詰め込んでしまっていますが
ブログの目的はあくまでも佐藤聖子さんをほめたたえることです
2006.08.30 (22:51) / URL / れっとらか [EDIT]
熱のこもった解説すみません笑
とりあえず私の周りには聖子いいよ。と知ったかしておきました笑
まだ知ってる人が現れないですが泣
 
熱狂的って言えるっていいですね。
愛されてらっしゃるご家族とともに、安定剤(実は私もお世話になっております)以上の効能があるんじゃないでしょうか。
ヨン様の記事は納得、笑いました。ではまた。
2006.08.31 (02:35) / URL / 携帯 [EDIT]
ブルーハーツの真島マサトシと甲元ヒロトがやっているバンド、『クロマニヨンズ』の新曲「エイトビート」にこんな歌詞があります。

「ただ生きる 生きてやる 呼吸を止めてなるものか」

これが十数年かけて紡ぎだした結論なのではないでしょうか。

生命礼賛だけでもない、ただ生きるということを歌い上げた歌詞だと思います。
2008.06.17 (03:33) / URL / 774等兵 [EDIT]
コメントありがとうございます

私は いまだに死にたいことがありますので
そういう時は ブルーハーツのCDを聴いて
励まされたいと思います
2008.06.17 (20:08) / URL / れっとらか [EDIT]
コメントの投稿





 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://satoseiko.blog14.fc2.com/tb.php/10-df744342

PROFILE
れっとらか

  • AUTHOR: れっとらか

  • 私は佐藤聖子ファンで
    躁うつ病と闘っています
    妻は統合失調症です
    「佐藤聖子アンコール!」も
    よろしく

CALENDAR
/ 2008.10 /
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

MONTHLY

CATEGORY

ENTRIES

COMMENT

TRACKBACK

LINKS

SEARCH
HOME

ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ
Copyright © 2004 Powered by FC2 All Rights Reserved.
Material by line301 Template by lovehelm